修理速報
iPhoneが起動する際のリンゴマークから先に進まず、ずっとその状態のまま…
と聞くと、iOSのアップデートエラー等からのリンゴループ(起動障害)を予想してしまうのですが、
先程ご来店されたお客様のiPhone6sはそれとは違いました。
起動しないわけではないのですが、充電していないと1分も経たず電源が切れてしまい、
起動時も充電しながらでないとリンゴマークから先に進まないという状態。
このiPhone6sは今も使っている…というわけではなく、
2年ほど前まで使用されていて、充電の持ちが悪かったので、
iPhoneごと新しいモデルに買い換えられ、
このiPhone6sはそのまま引き出しの中に…
最近になり、電話やメールだけのスマホがあればな…と思われるようになり、
このiPhone6sを取り出しましたが、充電ケーブルを差していないと
起動せず、起動しても充電ケーブルを抜くとあっという間に電源が落ちてしまう…との事。
起動時に「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」と進むと、最大容量が56%まで落ちています。
この数字はあくまで参考ですので、同じ位下がっていても
何とか使える場合もありますし、これ以上の数字でも
起動すらしない…という個体もあります。
大抵は90%~85%位から充電の持ちが悪くなってきたかな?と感じられ始め、
80%を下回ると、充電が残っているのに電源が切れたり、
何十%も一気に増えたり減ったり、といったバッテリー劣化の兆候が出始めます。
このiPhone6sの様にバッテリーの最大容量が56%となると、
そういった劣化症状が顕著になっているのが普通です。
お客様にバッテリー交換修理の内容をご案内し、
同意を頂いたので受付を済ませて作業開始!
画面を取り外し、新しいバッテリーに交換!の前に…
新しいバッテリーでの動作確認を行います。
新しいバッテリーでは充電中でなくても起動するのか。
起動したら充電を行い、残量が増えていくのかを確認。
そして、充電していない状態で様子を見て、電源が切れたりしないか。
どれも問題なく、バッテリーの劣化が今回の症状の原因と考えて良さそうです。
交換後は先程のバッテリー情報も100%になり、バッテリーに関する重要なメッセージという表示も無くなりました。
お客様が受け取りに戻られるまでの間も確認し、
充電残量が増えていくこと、充電していなくても電源が切れないことも確認!
お客様も、使い慣れたモデルをそのまま使えると喜んでくださり、
また、このiPhone6sにしかは入っていない写真もあったそうで、
それらを確認されて、さらに喜んで下さいました。
iPhoneやスマホのバッテリーの劣化は避けられないものですが、
殆どの場合で「予兆」があります。
・充電の持ちが悪い
・充電が一気に何%も減る
・充電を始めると何十%も一気に増える
・勝手に電源が切れる
・電源が切れた後に起動すると充電が残っている
といったものが代表です。
そういった状態が顕著になったり頻度が増えていって、
今回の様に起動に影響を与えて動かなくなります。
逆に言うと、そういった症状が一切なかったのに、
いきなり電源が入らなくなった!という場合は
バッテリーではなく、スマホ本体や別のパーツの可能性が高くなります。
バッテリーの情報からはアプリ別の使用状況なども見られるので、
一度も見たことがない、という方はぜひとも一度チェックを!
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