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バッテリー修理について
【画像アリ】iPhoneの画面が浮いてきた!バッテリーが膨張するとどうなるのか?
[2019.11.18] スマホスピタル難波
カテゴリー:バッテリー修理について
iPhoneのバッテリーって膨らむの?と聞かれる事があります。
ご自身で経験したりバッテリーが膨らんだiPhoneやスマホを見た事がないと、
どういうものなのかいまいちピンと来ないのかもしれません。
先日、iPhoneの画面が浮いてきた!とご来店されたお客様の6は正面から見ると特に問題はありません。
では、このiPhone6を少し横から見ると…バッテリーが膨らんだことで画面と本体のフレームの間に隙間ができています。
更に近づいて真横からみると…大抵のものは入ってしまう幅の隙間です。
中のパーツやネジが外れてしまったら、この隙間から出ていって無くなってしまうかもしれません。
このiPhone6の画面を取り外すと…バッテリーが破裂寸前の風船のようにパンパンに膨らんでいます。
こちらのiPhone6、膨張に気付いたのは最近という事です。
iPhone全体を包むようなケースを使われていて、その素材も柔らかいので気付かなかった様で、
ある時からどれだけ充電しても起動しなくなり、ケースを外して驚かれたそうです。
バッテリーを交換し、充電残量が増えるかどうかのチェックも含め、
20分ほどで作業完了。しっかり起動しますし、充電も増えていきます。
新しいバッテリーは正常な厚さなので、画面もスッキリと収まるようになり
画面の浮きも無くなりました。
誤解されている方もおられますが、劣化したり性能が落ちたバッテリーが必ず膨らむわけではありません。
ですので、バッテリーが膨らんでないからまだ大丈夫…とはなりませんのでご注意ください!
今回は他のパーツやiPhone本体に影響はありませんでしたが、
膨張したバッテリーによって二次的な故障が起こる事もあります。
このiPhone6の様に画面が曲がってしまい、タッチ操作や表示に影響が出たりしますし
常に画面が湾曲しているので破損しやすく、実際に画面が壊れてしまうケースもあります。
内部にゴミや異物が混入しやすく、水没故障や水濡れ故障の原因になります。
通常は、内部の緩んだネジやパーツが取れてしまっても、内部には残るはずですが
隙間が空いているので、そこから出ていってしまってなくなることも…
バッテリーは膨張しても性能とは無関係、という意見もあるのですが
修理店の経験の意見としては膨張したバッテリーの殆どは性能も落ちています。
充電の持ちの悪さ
充電が残っているのに電源が切れる
何%も一気に減る・増える
そういった症状が出始め、最終的には起動しなくなり
どれだけ充電しても「充電中」の表示のままだったり
その表示すらもされなくなっていきます。
起動や充電中の表示がされないまま充電していると、iPhone本体が故障することもあります。
・前からバッテリーの持ちが悪く、どれだけ充電しても起動しなくなってしまった
といったケースがありますが、それでも殆どのものはバッテリーを交換すれば起動します。
しかし、どのバッテリーに交換しても起動しない事もあるのですが、
おそらくは起動もできないバッテリーで充電し続けたのが故障原因だと思われます。
バッテリーの膨張に気付かず画面まで壊れてしまった…
バッテリーの膨らみで画面が浮いてしまい、そこから水が入った…
何時間も充電すれば動くかも…と思って充電していたら、バッテリーを交換しても起動しない…
といったお客様は過去にも何人もおられました。
どのパーツの故障でも同じことが言えますが、
本来なら一箇所の修理やパーツ交換で直ったのに、放置していて他の部分も壊れた…
という二次被害はよくある話です。
今回外した6の膨張したバッテリーと
膨張していない6sのバッテリーを比べると…
スマホの内部は殆ど隙間やスペースがなく、どこかのパーツが変形すると
変形した分だけ構造や他のパーツに影響が出ます。
早めの対応で被害も費用も抑えられますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください!
スマホスピタル難波
06-6648-8144
