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「動画見放題」のサービスに規制がかかる?総務省の有識者会議の内容とは
[2019.11.13] スマホスピタル難波
カテゴリー:マメ知識
2019年11月12日に「ネットワーク中立性に関する研究会」の検討部会が会合を開きました。
総務省の有識者会議で、特定のサービスのデータ通信量をカウントしないものに対する内容とのことです。
ゼロレーティングやカウントフリーと呼ばれるサービスを規制するかの議論で
ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター」auの「auデータMAXプラン Netflixパック」などの大容量データプラン利用者が対象となります。わかりやすい言葉に直すと「動画見放題」にも制限をかけますよ。というものです。
スマホユーザの爆発的な増加や動画配信サービスの充実など、今や一人ひとり各個人でのデータ使用量の加速化がとまりません。もちろん各キャリアが定額プランや制限なしのサービスを提供しているので使用料金などの問題はありませんが、災害時などの緊急時に回線がパンクしたり、ネットワーク利用者が大量に一部のコンテンツなどに一気にアクセスして通信が正常に行われないケースが増えているのが問題となっています。
事件や事故はもちろんの事、自然災害等の突発的な理由により、大容量のデータ通信を利用するユーザーの影響がでてしまい、他のユーザーの通信に影響が懸念されます。現に今年起きてしまった千葉県の大雨の災害時にも、被災地では通信がままならずネットにアクセス出来ない場所やユーザーが多数見られました。
そういった緊急時に安全な地区にいるユーザーはもちろん普段と変わらず動画を見たり音楽を聴いたり、大容量のデータ通信を制限なく行っています。当然その行為に対して問題があるとは思いませんが、人命に関わった緊急事態に直面している人や生活そのものが困難な状況に陥っている人が通信が混み合うせいでまともに連絡すら出来ないといった状況になるのは深刻な問題です。
便利な世の中になる事は筆者の私も賛成です!利便性が向上すれば人々の生活はより豊かになり、テクノロジーの進歩もこの先の人類の為にとどまって欲しくはありません。しかし、本当の緊急時に通信が出来ない事がどんなに不便であり不安なのかを私達はもう少し考えるべきなのかもしれません。
当然安心、安全な生活をおくる事が何より大事だと思います。それには自分自身だけが良ければ大丈夫といった考えを減らす事も重要ではありませんか?使いすぎてるデータ通信を制限する。これはとても小さな事ですが大きな一歩なのかもしれません。寄付やボランティアなどで食料や住居を提供するとと同様にデータ通信も立派なライフラインですので、今回の規制で少しでも整備が整えば良いなと思います。
